【ウナギの釣り場の探し方】最強ツールはグーグルマップ

【ウナギの釣り場の探し方】最強ツールはグーグルマップ

 

ここでは、グーグルマップを活用してウナギの生息していそうなポイントを特定し、実際に何度も捕りに行った結果、独自のポイントと捕獲(ワナ・釣り)のスタイルを確立して周年ウナギを捕ることが出来るようになることを目的としています。

 

河川は谷あいを流れています、そして河川に沿うように道路が建設されている場合が多いのです。

 

ですので、道路や橋の上から360度見まわせるグーグルマップは最強ツールとなるのです。

 

私は初めてのポイントを探しに行く場合、前日にグーグルマップで川の広さ、水量、ウナギが隠れる岩や岸辺の様子などをチェックしてから臨みます。

 

ここで本題に入る前に、ウナギのワナを仕掛けたり、釣り場の選定をするにあたり、最初にいろいろと説明せねばなりません。

 

ウナギは河川上流部の渓流から河口部、海に至るまで幅広く生息している魚です。

 

ですが、ウナギのサイズ、大きさなると生息する場所に大きく左右されることは私自身の経験から、また研究者の論文にも書かれていることです。

 

またウナギは大きさや季節によって生息場所を変えています。

 

ウナギの生息場所は釣具店に聞くのが一番手っ取り早いのですが、ウナギの具体的なポイントはなかなか人に教えないので釣具店も川の名前までは把握していても、その川の具体的な場所までは教えてもらえない、というか、店員さん自身がウナギ釣りにいかない限り、解っていないのがほとんどです。

 

お店としてはエサも売れない、高価な釣り具もいらないウナギ釣りには関心が薄いのです。

 

ですので、ウナギほど身近に生息する魚はいないのですが、いざ捕まえるとなるとなかなか情報が少なく最初は戸惑ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 


まずは大前提として、知っておくべきこと

 

そもそも遡上できない河川にはウナギはいない

 

 

これはひどい例ですが、河口部に工業用水の取水のための堰堤などがあり、そもそも魚が海から川を遡上することのできない河川には当然ながらウナギはいません。
この取水提が出来る前は上流までウナギやスズキなどが遡上し、流域の家庭の晩御飯のおかずに出されていたそうです。

 

また、大きな堰堤や砂防ダム、自然の滝などウナギが泳ぎあがれる高さ以上の障害物がある場合にはその障害物より上流にはウナギはいないことになります。

 

ウナギが減った、少なくなった、などと世間が騒ぐのはこうした河川環境の悪化により、その川がウナギの生息に適さなくなってしまい、単に人の目につきにくくなったというのが最大の原因なのです。

 

 

他の先進国ではまず許されないであろうこうした状況が日本ではまだまだ無関心のままなのです。

 

まず、こうしたウナギの遡上を阻止する人工物が河口部に無い事をグーグルマップでチェックしてください

 

 

大きな河川には大きなウナギ、小さな河川には小さなウナギ

これが100%そうかというとエサの量などに応じて変わってきますので一概には言えないところもあるのですが、エサの少ない小さな人口の水路や小河川には45cm以上の蒲焼きが成立するサイズのウナギはほとんどいないと思ってよいでしょう。

 

ウナギは自然界では4年で40cm程度にしか大きくならない成長の遅い魚です。
シラスウナギや黒子と呼ばれる若魚の時期にそうした小さくエサの少ない河川に遡上したからといって、いつまでもエサや隠れ家の少ない中で我慢して大きくなる必要はないので、さっさと川を下り他の河川を目指すか海で過ごせばいいだけのことなのです。

 

「犬並みの嗅覚を持つ」と言われるウナギですが、まさに犬と同じでエサの多いところに単に集まるというだけのことなんです。

 

熱海の温泉宿街を流れる小さな川は真冬でも温泉水が流れ暖かく、観光客がエサをあげたりするので沢山のウナギを昼間から池の鯉のような感覚で見学できるようです。

 

大きな川にはエサが多い⇒大きくウナギが育つ、身を隠す隠れ家も多い。
小さな川にはエサが乏しく、隠れ家も小さい⇒大きくなる前に川を下るのでウナギはいないという事になってしまう(小さいものはいる)。

 

そうじてこのような結論になるのです。

 

大きな河川の例としては東京の例を挙げれば墨田川、荒川、多摩川などがウナギ釣りで有名ですね。

 

サイズとしてはどこも60cmクラスまでは十分に狙えるそうです。

 

ウナギの蒲焼きサイズの45cm以上のウナギを捕獲するためにはこうした大きな河川を目指すべきという結論になります。

 

こうした河川よりも、ずっと小さな河川もウナギは十分に釣れますが、年中釣れるのかというとなかなか小さな河川になればなるほどウナギは一か所に落ち着かなくなるためにポイントの選定が難しくなるのです。

 

そうした中〜小河川を季節と天候の状況に対応してポイント選びする技量と経験が身につけば、これはもう最強のウナギ釣り師となるのでしょう。

 

近隣に大きな河川が無い場合でも、中小河川にしつこく通い、データを残してゆけば必ずウナギはあなたの期待に応えてくれるはずです。

 

参考までに一級河川、二級河川という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは川の大きさを表しているのではなくて、「どれほど人の役に立つ、重要な川なのか」で決定されます。
ですので小さな川でも人間にとって重要であれば、一級河川という称号が付きます。

 

 

まとめるとグーグルマップで航空写真の画面を見て、河口部に堰堤などのウナギの遡上を妨げる人口物が無いかを確認し、この条件をクリアした河川で大き目の河川を選ぶ、という事になります。

 

加えて、近隣に大きな河川が無い場合には中小河川でも十分釣れるが、そのためにはその流域でも特にエサが多い場所や隠れ家の多い場所などの正確なポイント選定が必要になる、という事になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウナギ釣りおけるグーグルマップの活用法

河口域でのポイント選定の目安

 

河口域とは潮の干満の影響を受け、干潮時と満潮時の水深の差が1メートル以上ある場所、とここでは定義します。
ほとんど海水の場所です。

 

比較的ハゼやカニなどのエサが多く、周年居付くウナギもたくさんいます。

 

ウナギを狙っているとクロダイやスズキなども釣れることも多い場所です。

 

水深が最干潮時でも常時20cm以上あるならウナギは積極的に移動しますので日没後1時間から2時間が釣れる時間となります。

 

例1:岸辺に多くの構造物が見受けられる河川の河口

 

 

この航空写真から見て取れるのは流れの当たる場所にテトラポットが投入されています。
これは川の浸食防止のためです。

 

このテトラポットのような人工物がまさにウナギの隠れ家となるのです。

 

日中でも、もしウナギの鼻先にエサを落とすことができれば、釣ることは可能です。

 

ですが、日没後にエサ場にウナギ自ら出てきたところを釣る方がより効率的に数釣ることができるのです。

 

 

例2:護岸が整備された変化のない河川の河口

 

 

川の水深が深い所が色が濃く見えますね。
道路沿いに何か人工物があるようです。

 

付近の道路をスマホならタップ、パソコンならクリックしてください。

 

 

小窓に現れた道路をクリックすると川に雨水などを放水する放水口がありました。

 

近年では河川工事が進み、このような放水口の周りだけがウナギのポイントになっています。

 

通常は放水口の門が閉じていますが、大雨などの際には放水口が開いて大量の雨水が流れ込むのです。

 

そのために川底がえぐれて深みを形成します。

 

グーグルマップで川の色が濃く見えたのはこうした深みの色だったのです。

 

 

 

 

 

 

 

近年では河川工事が進んで、こうしたコンクリート岸壁の直線の水路のような河川が多くなりましたが、こうした放水門の周りが唯一のウナギのすみかとなっているのです。

 

そして下の写真にあるように放水口の流れ込みには必ず底にウナギの隠れ家となるテトラポットやコンクリートの構造物が沈めてあります。
勢いよく流れ込む水で川底がえぐれるのを防いでいるのです。
雨の時にはエサが流れこんできて、しかも隠れる構造物があることでウナギが集中するのです。

 

 

 

 

 

特に大雨の日などにはウナギの入れ食いが期待できるポイントになります。
足元にエサを落とすだけです、遠くに投げたりしてはいけません。
エサの臭いを流れに乗せるためでもあります。
強い流れに負けないような重たいオモリを使って、流れ込みの下にエサを届けましょう。

 

中流域〜上流域にかけての釣り場の探し方

 

ここでは海の干満などの潮の影響の無い流域から中流域とします。

 

春から釣れはじめる下流域に比べて水温が上がるのが遅れる中上流域は初夏、5月後半からの釣り場となります。
私も中流域に住むベテラン釣り師から「ここら辺で釣れ始めるのは6月の大水(大雨)が来てから」と異口同音に聞いております。

 

ウナギも暖かくなるにつれて徐々に河口域から上流に移動しているのです。

 

早速グーグルマップで探してみましょう

 

1.スタート地点は海から河川の上流にかけてグーグルマップの航空写真をスクロールして見ながら河口堰やダム、取水のための水門などのウナギの遡上を妨げるものが無いことを確認。

 

 

2.めぼしきポイントまでさかのぼったら付近の橋の上などの地点でクリック、もしくはスマホならタップして地点画像に切り替える。

 

  ※めぼしきポイントとは、水量がありそうで護岸が石積やアシなどの植物が生えてウナギのかくれがとなりそうな岸辺になっていること。

 

 

 

 

 

橋の上などの画像が表示されたら360度カメラを回転させると川の様子を見ることが出来ます。

 

こうした作業を繰り返してウナギの居そうなポイントにあたりをつけてゆきます。

 

ここはグーグルマップで探して実際に実績のあるポイントです。

 

暗くなるころに現地到着して、一時間、長くても二時間が釣れる時間帯となります。

 

住宅街なので明るいうちに行くと散歩の人たちの質問攻めにあうのが難点です。

 

ちなみにこの河川の河口部はどんな様子かというと。。

ご覧の通り、干潮時にはほとんど干上がってしまうような河川なのです。

 

ボラの稚魚が泳いでいるのがチラホラ見える程度です。

 

ここだけ見たらまさかこの上流にウナギがいるとは思えないでしょう。

 

このようにしてあなただけのポイントを見つけてください。
そして一尾でも蒲焼きサイズの45cm以上のウナギが釣れたらその河川はその規模にかかわらずウナギが大きくなる条件を満たしていますので、季節に応じてポイントを移動して試す価値があります。

 

 

 

ウナギは日陰を好むのか?

長年ウナギ捕りやウナギ釣りを行っていると経験上、ウナギの隠れる場所にはいろいろな特徴があることに気づきます。

 

ウナギは日陰を好むのではないか?ということです。

 

例えば日中でも日が差さない橋の下などはどの河川でも一級のポイントになります。

 

また穴釣りの際には

川の右岸です。

ここの方が左岸よりもはるかに多くの実績があります。

 

 

 

 

 

 

こちらは同じ川の同じ場所の対岸、左岸になります⇒
南向きで日光が昼間に当たるため、植物や石にコケがはえています。

 

ここは右岸にくらべても穴釣りの成果が少ないのです。

 

ウナギは日没後の二時間程度しか泳ぎ回りませんので、日光の影響など隠れ家の選択には関係なさそうなんですが、隠れて休んでいる間にも日の光には敏感なのではないか、という仮説を立てています。

 

 

海ではウナギは釣れないのか?

 

現在、産卵行動に参加したウナギ個体群のほとんどのメスが、海で過ごしたか、海水の混じる汽水域で過ごしたか、いずれかの個体であることが明らかになっています。

 

愛知県の知多湾で行われる「青ウナギ漁」は有名ですので淡水の流れ込む海域なら海でも釣れるのです。

 

では、完全に淡水の影響を受けない海ではどうでしょうか?

 

私は海にウナギがいることを知っています。。

 

ただ、川と違い他にあまりにも多くの海水魚がいるためになかなかウナギだけを狙って釣ることは難しいだけなんです。

 

これはウナギの立場になれば解りますが、エサをとるうえでの競争相手が少ないということが淡水の川に向かわせた、という学説を裏付けています。

 

私自身は淡水の影響の一切ない場所でウナギを釣った経験はありません、やはり川の影響を受ける海域です。

 

しかし私は淡水の影響の無い完全な?海で釣れた例を知っています。

 

そうした完全海のポイントの共通点があります。

 

それはズバリ魚市場です!

 

もちろんすべての例がウナギを狙って釣りあげたものではありません、たまたま狙った魚以外の外道として釣れたものです。

 

「ウナギは犬並みの嗅覚を持つ」と言われます。

 

つまり、普通ではありえないほどエサの臭いがする場所には集まってくるのではないでしょうか?

 

やはりウナギは野犬のようにただエサの臭いがすれば集まってくるのです。

 

こうした魚市場で釣れたウナギですが、いずれも例外なく大きく一キロを超えるものばかりで、私の知る最大の海ウナギは1.5kあり、当日同じサイズのものが2尾釣れたのです(最初はだれもウナギと信じませんでした、ウミヘビか何かと思ったそうです、しかし私自身が完全にウナギであると確認しています)。

 

大きいので蒸して蒲焼きで食べたそうです。

 

エサは魚(サバなど)の切り身やキビナゴなどの小魚の一匹掛けです。

 

皆さんも完全な海ウナギ釣りにチャレンジしてみてはいかがですか?

 

もちろんポイントは魚市場の水揚げが行われる漁港、となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飼育用に小さなウナギを傷つけることなく捕獲したい場合

 

どんな河川を選ぶのか

 

小さな河川を選びます、場所は海の近くの河口部となります。

川底まで三面コンクリートの水路でも構いませんし、こうした河川ではウナギが隠れる場所が限定されるために、むしろ捕獲しやすいのです。

 

手網での捕り方

 

大きくても30cmまでのウナギを捕ることを目的としますので、網の目は細かいことが大前提です。

 

このようにかまぼこ型の網を用意します。
川底に網をしっかりとすき間なく固定するためです。
また、この網の枠の川底にしっかりと固定する直線のフレームの部分には補強がされています。

 

 

1.ウナギは石の下に隠れていますので流れのある場所でなるべく平らな石を選びます。

 

2.手網を石の下流側にしっかりと底とのすき間が開かないようにしっかりと固定します。
網は流れに負けないようにしっかりと底に押さえつけて微動だにさせないつもりでいてください。
網で追いかけてウナギをすくうのではありません、ぼーっと石の下で寝ていたウナギが流れに押され、網の中に流れ込んでしまうというイメージです。
この時、網が少しでも動くとウナギは驚き、網の存在に気付いて逃げます。

 

3.そっと上流部に石をひっくり返します。この時にウナギがびゅーつと上流に向けて走るのは石を静かにひっくり返さなかったからです。

 

このウナギの捕り方はあらゆる魚の捕りかたに共通します。
とにかく網を固定して水中で動かさないこと、ここが肝心です。

 

余談ですが、YouTubeなどで魚の捕りかたで「ガサガサ」という方法を見ることが出来ます。
しかし動物調査のプロはこうした方法は使いません。
これはこれである程度は捕れるのですが、ガサガサのポイントで手網を固定し、付近の水ごと足で網に向かってけり入れる方法の方が「ガサガサ」よりも何倍も生物をとることができます。

 

つまり、自分の足で水を蹴ることで水流を起こし、下流?側の固定された網に魚が誘導される仕組みなのです。

 

これが魚を網で捕獲するコツです。

 

網を手にすると、どうしても魚を追い回し、掬うようなイメージを持たれると思いますが、常に網は完全に流れの中で固定するものとしてください

 

川の流れや人が起こした水流により、魚などの生物が固定された網の中に誘導されていく、これがプロのやり方です。

 

ウナギ筒での捕りかた
ここではサイト内にウナギ筒での具体的な捕りかたがありますのでそちらをご覧ください。
ただし、飼育用に小さいウナギだけを捕獲するには小さな筒やパイプが必要です。

 

内径が4cmほどの細いパイプを仕掛けましょう。

 

太過ぎず細すぎず、狙うウナギのサイズ(太さ)の二倍程度の内径の筒が最適です。
この太さが非常に重要です。

 

太いパイプにも小さなウナギは隠れますが、そこに長くとどまることはありません。
体の大部分が壁などに触れていることがウナギにとっては安心できるのです。

 

穴釣りなどでも大きな広く深い穴よりも「なんでまたこんなせまい所に・・・」というような細く小さな穴にウナギは隠れます。
穴釣りのシーズン中に何度も繰り返し同じ穴で釣れるのにもこうした好まれるちょうどいい太さの穴なのです。

 

ウナギは体の大きさに見合った太さのパイプに入り、留まります。
ここに注意してください。